田んぼの食卓2015でした。
たいっっへん遅くなりましたが、
9/12の「田んぼの食卓〜稲刈り音楽とマルシェの日〜」のご報告をさせていただきます!
みんなで植えた稲は、すっかり大きく育ち無事に収穫の時期を迎えました。
「せっかく手で植えたんだから、手で刈りたいよね」
というお声をいただいたのは、6月の田植えの時でした。
その時わたしは、
「えっ!うっ!そう、そうですよね・・!手刈りしたいですよね・・!」って
ためらいを隠しきれない、はっきりとしない返事を返してしまいました。
ほなって、周囲からは批判の嵐だったんやもん・・
「手刈りや、無理じゃわ!」「無農薬やでできひんわ!」
「まあ一回失敗してみたら分かるわ」・・・
かなり自信を喪失していたワタシ。
でもせっかく、こうやって田植えをしに来てくれた方々がいて、
喜びを感じてくれて、先の稲刈りにも期待を寄せてくれているんやから・・・
「よし!手刈り、しよう!!!」
という思い立ちで始まった「田んぼの食卓」企画でした。動き出したのは7月半ば。
ちゃんと実がつくのかどうかも分からない状況で、9月12日に決行することを決めました。
なんとも幸運なことに、それが実現したのでした。
たくさんの方々のご協力と、自然の力に感服であります。
9月頭まで続いた雨も、準備期間には止み、見事な晴天に恵まれました〜!
田んぼの中にステージをつくってくれたののさんとヤポさん。↓

サングラスと麦わら帽子と軽トラが似合いすぎてびっくりしたおかよ。↓

遠いところから駆けつけてくれたお友達に準備を手伝ってもらいました。
素敵すぎて言葉になりませぬなあ。
ヤポさん(奈良)、おかよ(大阪)、かなぴよん(京都)、ありがとうございました。
メディアのほうでも、取り上げていただきました。
徳島新聞 佐藤さん、毎日新聞 田畑さん、FMびざん 川田さん、テレビトクシマ 薄墨さん、メディコム 山脇さん、お声をかけていただき素敵な紹介をしてくださり、ありがとうございましたー!
そしていざ当日。
オープニングは「坂本おんな神楽」の和太鼓で気合いを入れまして!

同時開催の「カツクエ探検隊〜黄金の稲穂伝説〜」への参加者もあわせて、たくさんの方がご来場くださり、稲刈りがスタート!
ギザギザ鋸鎌と軍手を装着、2人1組になって刈る人・束にして結ぶ人の分業で刈ってゆきます。
稲を押さえるほうの手は親指を下に向けないこと〜!

ざっくざっく、軽快な切れ音。
おとなも子どももばしばし刈っていきました。

「ずっと田舎に住んでたけど、稲刈りは初めてしました〜!おもしろいですね〜!」

稲刈りが楽しい という言葉を耳にする度、ばあちゃんは苦笑する。
「稲刈りが楽しいってか〜!」
昔、しんどい思いをしながらさせられた仕事が、今では喜ばれることになってるなんて
信じがたいことやもんなあ。
でもそういう時代なんですね。
苦労して苦労して、楽になろうと技術を発展させてきて、機械や農薬を取り入れてやっと作物をつくりやすくなったぞ〜っていう先人たちと、
はじめっから土も触らずに簡単に食べ物が手に入る現代人とでは、
農業に対する認識はあまりにも違うのだろうなあ。
現代人にとって農場は、知らない苦労や知恵を学ぶ場なのですな。

一生懸命はざ掛けする少年。
笑顔で刈りまくる大人達。(from滋賀&富山)


丸一日かけて、一反を刈り、はざ掛けも終えました。

おとなもこどももクタクタになりながら、たくさん刈ってくれました。
地元の方々もいつの間にか参戦してくれ、あっちだーこっちだーあれだこれだーと
その場を仕切ってくださいました。グルーヴ生まれてました。すてき。
合間には、町の和菓子屋「清水堂」さんから瀧口くんや奈良の木工師ヤポさん、上勝ランデヴーの野々山さんがワークショップを開いてくれたり、

わたしが京都「ボロフェスタ」でお世話になっていた富山のミュージシャン・ゆーきゃんや
大学のなかよしの友達がメンバーでフランス音楽とダンスをパフォームするLes Korrigansの演奏があって


大人が田んぼん中で踊り転び笑っている〜!

もひとつ下の段の田んぼでは、ヤポさんの作品を展示販売したり

勝浦流イタリアンカフェSalottoさんの出店があったり、坂本の影平さんがつくったまき寿司やサンドイッチを販売したり。

「カツクエ探検隊」で坂本を周遊して謎解きしたり!

もりもり盛りだくさん。
今までお世話になってきた人たち、これから一緒に地方を盛り上げていくであろう人たちと
ひとつのイベントをつくれたことが嬉しい。
ただ、後半から参加されたお客様で、ワークショップがほとんど終わってしまって出来ることがない!とお困りになられた方もおられました。大変申し訳ありませんでした。次回の改善策に生かさせていただきます。

17時に昼の部を終え、
刈り切った田んぼにはDJブースが構えられ、キャンドルが飾られ始めます。
夜の部「田んぼの食卓〜キャンドルナイトミュージック〜」のはじまりはじまり。
夜に出店してくれた上勝のcafe polestarさんで出会った雑貨店cue!のMASARU AOKIと、徳島市内のイベント「WORLD EXOTICA」でもお世話になっているKo-changが田んぼにグッドミュージックを回してくれ、
キャンドルは上勝の新しいビール工場RISE & WIN KAMIKATZ BEERで出会ったΙδέα candle(イデア・キャンドル)の和田さんに製作・展示・販売をしていただきました!

突然のオファーに応えてくだすった勝浦の焼き鳥名人・愛称は「いっちゃん」の国清さん夫妻。
気付けば長蛇の行列・・大いに盛り上げてくださいましたー!
阿波踊りで踊り狂いだすチームpolestar(マスターの美味しすぎるサンドイッチ食べ逃した・・)お誕生おめでとう296!

夜の田んぼはまた違った雰囲気のステージ。

京都から賢いユリシーズ。
同じ大学で出会った松山出身のオオハマくん、
彼に出会わなければ、わたしは全く違う人生を歩んでいただろうなあと思うほど
わたしを面白いほうへ引っ張り込んでくれた人なんです〜。

その後、お昼に演奏してくれたゆーきゃんにまた出てもらいました。たくさんの人に聴いてもらいたくて!(酔っぱらい阿波人達のガヤガヤが凄かったけど・・)
そして最後に、徳島のスティールパンバンド・Pendreさんにトリを飾っていただきました。

Pendreさんには6月の「田うえ体験とさのぼりをしよう!」にも出演していただきましたのでした。
最初から最後までこの田んぼと関わっていただいて、ほんとう嬉しい。

ありがたいことに、昼・夜合わせて150人ほどの方にご来場いただきました。
「香川から徳島に遊びに来てて、チラシ見て来ました〜」
なんて若い女の子2人組なんかも居て、びっくりミラクル感謝カンゲキあめあられ。
ほんとうミラクルでしあわせな時間でした。
ずっと見たかった頭に描き続けた景色、田んぼで聴きたかった音楽が、実現してほんとーうに私得でしかなかったのですが!
たくさんの人とその楽しさを共有できたのが何よりも嬉しいことでした。
みなさんと農業と私の好きな人たちが、少しでも親しみを持って近づけたならば幸いです。
たくさんの不備もあり、不快な思いをなさった方もおられたかと思います。
地元も方々にもたくさんのご迷惑をおかけしました。
深くお詫び申し上げます。
今後の教訓にさせていただきます。
いいことも、よくないことも色々ありましたが、、
いきなり無理難題を押しつけ、それでも最後まで協力してくださった
ステージ音響を担当してくださった勝浦町西岡の近藤さん他機材チームさん、紹介してくださった山田師匠、
電気の配線をしてくださった上平さん、
田んぼの前のお家を貸してくださり草刈りをしてくださった大石さん、
駐車場を提供してくださった美馬さん・上野さん、
集会所を貸してくださった坂本区会さん、
元気の出る協同企画をしてくださったカツクエさん、
備品の貸し出し・よろず相談に全面協力してくださったふれあいの里さかもとさん、
準備等、現場での全面協力をしてくださった野々山さん・ヤポさん・おかよ・かななかのさま、
事前稲刈りをしてくださった入木さん含め祇園キャレドミュー稲刈りツアー御一行さま、
ポスター・フライヤー設置協力をしてくださった店舗の皆さん、
SNSで情報拡散にご協力くださった皆さん、
ご近所にお誘い合わせいただいた皆さん、
優しい励ましのお声をかけてくださった皆さん、
出演・出店にご協力いただいた皆さん、
メディア関係の皆さん、
ご来場いただいた皆さん、
遠くから応援してくださった皆さん、
スペシャル・アドバイザーの多賀谷さん、
いつも迷惑しかかけていない新居一家のミナサマ・・・(さん と さま がごっちゃでスイマセン。。)
本当にありがとうございました!
来年も、やります!
今後とも寺川農園の田んぼを、よろしくお願いします〜!
といった具合で、イベントは終了しました。
が、肝心のお米の話はまだ続きます!よ!!!!
最後まで、ちゃあんとブログ書きますのでね!
かなりのタイムラグがありますが・・・
ひとまず、以上、「田んぼの食卓」のご報告でした!
(おまけ)



片付けまでありがとう♡
にいさとこ