徳島は勝浦町坂本・寺川農園の農薬をつかわない、有機のたんぼ。

2015年6月6日、「田うえ体験とさのぼりをしよう!」企画で植えたみんなの稲の成長をお知らせしていくブログです。

田んぼづくり・稲づくり・そこで見たもの感じたこと…いろんなお話を交えて誰でも楽しく読んでいただけるように。

「おいしいお米」で伝えたいことがあります、

2018でした、田んぼの食卓。

November 8, 2018

 

 

雨、台風の多い夏でした。

 

あまり太陽を見なかった夏。

 

雨で薄暗い日が続いて、久しぶりに晴れた日にはみんなで外へかけ出してくるくる踊りました。

北欧の冬が明けて春を迎えた時のような気持ちだったのをよく覚えています。

わたしは5年前にデンマークへ留学していたことがありました。

長い冬はいつもどんより暗く、日差しをまともに浴びられる日はほぼほぼありませんでした。

(それはそれで美しさがあるのだけど。)

そんな厳しい冬を越えるために、家の中で明るく過ごせるようインテリアが工夫されていったとか。

ぱっと冴える色合いやデザインの室内に、擬似の太陽を見るようだと、誰かと話をしたことがありました。

誰にとっても太陽は大切な存在なんですね。

 

たまに、デンマークの彼らからメッセージをもらいます。

”Are you doing fine with farmer project?”

日本へ帰って大学を卒業したら祖父と一緒に農園をやってくんだ と話していました。

デンマークでいる間にその祖父が他界してしまい、みんなに挨拶もせずすっとんで帰ってしまったので

彼らはわたしに心配の気持ちを送ってくれます。

その気持ちは、わたしを初心にかえしてくれます。

 

寺川農園を守ること。

それが一体何に繋がるのか という大切なことを、思い返させてくれます。

 

 

 

 

長い前置きになってしまいましたが、

2018年の田んぼが、今年も終わりました。

 

 

 

photo by : a.murata 

 

 

9月15日に開いた「田んぼの食卓2018」へお越しいただいたみなさま、お手伝いいただいた関係者のみなさま、本当にありがとうございました。

 

雨が、とか、ばたばたで、とか。いろいろ言い訳したくなってしまったりしますが。

もっときちんと準備やお知らせが出来ていれば、もっともっといい時間をご提供できたのにと悔やみっぱなしです、ごめんなさい!

 

みなさまの優しさに救われてばかりです。甘えっぱなしはよくないので、本当に精進してまいります。

 

 

・・そんな自己反省のつらつら連ねはそこら辺にしておいて。

 

 

 

photo by : a.murata 

 

迎えることができた9月15日。

 

 

photo by : a.murata 

 

かわいいお友だちが汗を流しに、勝浦町坂本のお山へ遥々やってきてくれました。

 

 

photo by : a.murata 

 

 

5月にみんなで植えた稲たちは、雨風に耐えてしっかりとお米をならして待っていました。

 

農薬をつかわずに育てる田んぼ:紙マルチというシートを敷いて植えた場所は、水草こそたくさん生えているけれど、他の雑草や病気から遠ざけてくれ、優しい環境を守ってくれています。

 

 

photo by : a.murata 

 

 

みんなが安心して、わいわい楽しく過ごせる・触れられる田んぼ ということを大切にしたくて。

 

 

 

 

これを「農業」と言うと、業としてされている農家さんに失礼なくらいですが、

私の思う寺川農園は「農」に触れて・楽しむことで拡がる輪を大切にしたい

食べるもの を つくること で はぐくまれる人

小さながっこう みたいなものだと、考えています。 

 

 

photo by : a.murata 

 

一緒に自然の中へ身を置いて、たのしく、考えながら、作業する。

一緒にごはんを食べて、あそんで、話をして、過ごす。

一緒に音楽と親しんで、いろんな文化と出会って、仲良くなる。

 

 

今までに私が大学や岩手やデンマークやいろんな場所で感じたことを

ここで形にしたいなあと、思って始めたのでした。

 

 

photo by : a.murata 

 

がっこう は、こどもたちのためだけではなくて

おとなも楽しい学びの場。

 

「初めて田んぼ入った!」と喜んでくれるおとながたくさんいました。

 

「おとなに感じてもらうことが、こどもたちのためになる」と、親子ムッレをしていた女の子がおっしゃっていたのをよく思い出します。

 

 

photo by : k.otomo 

 

農に関心がなくても、農地に足を運んでもらえたら。

 

 

photo by : k.otomo 

 

そこで、わたしの好きなものや人と出会って繋がってくれたら。

 

 

photo by : k.otomo 

 

 

嬉しいなと思うんです、単純きわまりない話ですが。

でもそうやって「好き」を理由に繋がっていくものって

一緒に輪になって踊りやすいなって思うのです。

 

 

photo by : a.murata 

 

だから、いろんな人の好きなものを理解して好きになりたいなと思ったりします。

近所のおじいちゃんが歌う演歌とか、異国の地で好まれる珍味とか、小さなこどもが自らあみだした遊びとか。

 

 

 

 

くまごろうパンを作っている方にお会いしたら、彼女の世界に吸い込まれそうなくらいハッピーを広げる方でした。

 

 「好き」が繋がると、そういう出会いがたくさんあるように思います。

 

 

 

 

もちろん、思いがけない出会いもたくさん。

人が集まると、そういうことが起こります。

 

とても興味深くて面白い。

 

 

photo by : a.murata 

 

そんなふうに、いろんな人と感応し合いながら

ひとつの場所を育てていけたら、という思いがあります。

 

 

photo by : a.murata 

photo by : a.murata 

 

わたしは運がよくて、

長く離れて帰ってきたふるさとには

元気に頑張るおじいちゃんおばあちゃんや

なにかを得ようと創ろうと訪れた若い人々が集まるコミュニティがいくつも出来ていました。

 

おかげでたくさんのご縁をいただき、いまをつくることができています。

 

 

photo by : a.murata 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

田んぼはまた、そういう感謝を示せる場所になればいいなと思います。

 

 

 

photo by : a.murata 

 

 

 

 

 

だれもが表現者であればいいなと思います。

 

演者と観客がインスパイアし合っているように。

 

 

 

夜の部、こじんまりと。でもとても特別な時間になりました。

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

イベントレポートのはずが、思いを綴る場になってしまいました。

 

そんなこんなで、本日の夜。

 

できあがった新米を食べる会をするので、魔が差した御方はふらっと

アクアチッタへお越しくださいね。

 

地図

 

 

 

 

 

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